2019年03月05日

「県政史編さんの現状」についての県議会質疑

 前回ブログの最後で書いていましたが、佐賀県議会の一般質問で「県政史編さんの現状」についての質疑があったようです。質問者は県民ネット・藤崎輝樹議員(国民民主党)、回答者は藤原俊之総務部長です。

 藤崎議員については以下に紹介があります。
 https://www.dpfp.or.jp/member/1820

 質疑内容については佐賀新聞で以下のように報告されています。

 「県政史編さんの現状」(佐賀新聞LiVE)
 https://www.saga-s.co.jp/articles/-/342296

 藤崎議員の質問の趣旨は、県政(行政?)関係者が健在なうちにまとめた記録を後世に伝えていくべきだが、その編さん作業の進捗状況の途中経過はどうなっているのか、でしょうか。
 それに対して、県からは①~④の経過報告があり、⑤~⑦の進捗状況と編さんに当たって留意している点が述べられています。

①編さんは2016年4月に着手している。
②1976年度から2018年度までの43年間を対象としている。
③2020年度末に発刊する
④2016~2017年度の準備期間では新聞記事や県政資料から年表を作成し、資料の収集、整理なども実施してきた。
⑤本年度から執筆作業に入り、池田県政の5期目、香月県政、井本県政、古川県政の原稿は、業務に携わっていた県職員OBに執筆を依頼して進めている。
⑥現役職員で内容の確認、修正をしながら磨き上げていく。
⑦県政の出来事を客観的な立場から公正、正確に記録し、良い出来事ばかりでなく食糧費問題など、かつて問題になったことも記載するように留意して取り組む。

 既に1975年度までの『県政史』及び『県政史 資料編』が1979年に佐賀県が刊行しているので、図書館等で手にすることができます。ただ、個人的には、政策決定過程や、それでどういう成果があったのかがぼやけているのではないかと感じています。
 個人的に望むのは、佐賀県の政策決定がどのような過程で立案され、実施され、どのような結果を残したのかが分かる内容にしていただくことです。どのような成果なり失敗があり、現時点でどのような評価があるのかまで整理していただきたいですね。
 当然、立案段階では議会も深く関わったわけですから、当時の議会での動きも示してもらいたいと思います。

 結局、読んでもよく分からない、資料の羅列になるのだけは避けて欲しいと願っていますが、刊行されるのを楽しみに待ちたいですね。


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Posted by jirou at 12:00 | Comments(0) | その他
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