2018年08月14日

「臨死体験」(1)

 若い頃、福岡県内の某国立病院で手術したことがありましたが、その手術後の体験です。
 その時は、不思議な夢をみたな、という位で特に意識することもありませんでしたし、「臨死体験」という言葉すら知りませんでした。皆さんもそうだと思いますが、夢を見ても直ぐにその内容は忘れてしまいますよね。
 ところが、ひょんなことで『臨死体験』(立花隆 文藝春秋 1994)を手にすることがありました。その中に紹介されていた事例を読んでいるうちに、その時の不思議な夢をありありと思い出しました。

 「臨死体験」(Wikipedia)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%A8%E6%AD%BB%E4%BD%93%E9%A8%93

 臨死体験にはいくつかのパターンがあるようですが、私の体験は「体外離脱」というパターンに分類されるようです。体外離脱は、「自分が肉体の外に出ている、あるいは自分の物理的な肉体を外から見ている、という印象を伴う一連の体験である」とされ「10人に1人程度は生涯に一度は経験しているとも言われている」そうです。

 私の夢、「臨死体験」、の内容は簡単に言うと以下のようなことでした。

 早朝から始まった手術が午後になってやっと終わり、病室に戻ったその日の夜のことです。その夜は私のお袋が付き添ってくれて、ベッド横の丸イスに座っていたようでした。
 その夜、ふと気付くと、病室天井の隅に何故か私がいました。手術後ですから個室です。その病室を天井の隅から見下ろすと、ベッドの上には点滴やいくつかの管で繋がれた私が横たわっていましたし、横の丸イスに座っているのがお袋であることもわかりました。
 そうこうするうちに、私はベッドの上の私にスーッと体を伸ばして頭から飛び、そのまま反対側の天井の隅まで飛んでいきます。腕は体の横に伸ばしています。その時、私は私の体を通り抜けていくのですが、私の体はビニールのような質感の、透明に近いものでした。その飛ぶ行為を何回か繰り返し、その度に自分の体を通り抜けて行くのです。
 その状況はカラーの映像ですし、上から見たお袋の髪型もその時の髪型で間違いなかったようです。

 『臨死体験』を読んだあと、誰にも話すことはなく、自分の「秘密」にしていましたが、これまたひょんなことで同僚に、こんな体験をしたことがあるんだ、と話したところ、何とその同僚が自分も同じ体験をしたことがあると言うではありませんか!ビックリしましたが、やはりそんな体験もありなんだと深く納得しました。

 その後のことについては次回紹介します。


同じカテゴリー(不思議な話)の記事
 「臨死体験」(3) (2018-08-21 12:00)
 「臨死体験」(2) (2018-08-17 12:00)
 火の玉物語(3) (2017-08-18 12:00)
 火の玉物語(2) (2017-08-15 12:00)
 火の玉物語(1) (2017-08-11 12:00)

Posted by jirou at 12:00 | Comments(0) | 不思議な話
承認後、受け付けます
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。